先月、初対面のクライアントに「おいくつですか?」と聞かれて「41です」と答えたら、「え、全然そう見えないですよ。30代前半かと思ってました」と言われました。
嬉しかった。でも、ただ嬉しいというより、「ああ、これ仕事に効いてるな」と思いました。
マーケターにとって、見た目の若さは単なる外見の話じゃなくて、信頼の入口に直結しています。今日はその構造の話と、ぼく自身がやっていることを書こうと思います。
※ぼくの実物の写真は よそおいTOP にあります
なぜマーケターに限って「見た目」が信頼に影響するのか

あらゆる職種でそうかというと、たぶんそうじゃありません。弁護士やファイナンシャルプランナーは、落ち着いた重厚感の方が信頼を得やすいシーンもある。
でも、マーケターは違います。
クライアントや取引先がマーケターに期待しているのは「今の消費者・市場・トレンドをわかっている人」です。会議室に入ってきた瞬間、プレゼンを始める前に、相手は無意識にその人の服装や髪型や話し方から「この人は今のことをわかっているか」を判断しています。
だから逆算すると、「今の空気感を纏っている人」に見えることが、マーケターとしての信頼の仮担保になります。提案を聞く前に「この人の話は聞いてみよう」と思わせるかどうか、その勝負が見た目で始まっているんです。
そう感じるようになったのは、ぼく自身の経験からです。
30代前半に見える、と言われることの意味
41歳になった今でも「30代前半くらい?」と言われることが多いです。実年齢より若く見られることが多い。これが仕事にどう影響しているか、かなり実感があります。
初対面のクライアントとの打ち合わせで、こちらが40代だとわかっているのに「最新のトレンドに詳しいんですね」と言ってもらえる機会が増えました。逆に、40代に見えるまま提案しても、「この人、今の感覚があるのかな?」という無言の疑念が漂う空気を感じることもある。
若く見えること自体が目的じゃありません。でも「今の感性を持っている人に見える」ことが、マーケターとして最初の信頼を作る上で確実に機能しています。
でも、若く見えることだけが全てじゃない

ここで逆張りをひとつ入れておきたいです。
「若い」と「フレッシュ」は別物です。実年齢が若くても、10年前の感覚で止まっているように見える人はいます。逆に40代・50代でも、今のトレンドを纏っている人はいる。
ぼくが大事だと思っているのは、「感性が老けていない」ということです。外見の若さは感性の新鮮さを伝えるひとつのシグナルに過ぎません。見た目だけ若くても、話す内容や提案の言葉が5年前で止まっていたら、すぐにバレます。
だから「老いを防ぐ」というのは、外見の管理だけじゃなくて、感性と知覚を更新し続けることです。
ぼくが老いを防ぐためにやっていること
そもそも、老いの最大の原因は「酸化」と「糖化」
外見の管理や感性のアップデートの話をする前に、老化の仕組みを少し押さえておきたいと思っています。
老化を加速させる原因として、科学的に注目されているのが「酸化」と「糖化」です。
酸化は、体の中で活性酸素が細胞を傷つけるプロセスです。呼吸や代謝で自然に発生しますが、睡眠不足・ストレス・紫外線・喫煙・過度な運動などで一気に増えます。皮膚のたるみ・シミ・くすみの主因のひとつがこれです。
糖化は、食事で摂った余分な糖が体内のタンパク質と結びついて「AGEs(終末糖化産物)」という物質を作るプロセスです。肌のコラーゲンが糖化すると弾力を失い、黄みがかったくすみや深いシワが出てきます。これは紫外線より「食生活」の影響が大きい老化です。
外側からのケアは大事です。でも、酸化と糖化は内側から進む老化なので、外からどれだけ対処してもカバーできる範囲に限界があります。
ぼく自身が意識しているのは、
- 抗酸化作用のある食材(緑茶・ブルーベリー・ナッツ類)を日常的に取ること
- 血糖値を急上昇させる食べ方をできるだけ避けること(白米の食べ方・食べる順番)
- 睡眠を削らないことです。地味な話ですが、これが外見の「底地」を決めていると思っています。
見た目を若く保つことは、スキンケアや服装だけの問題じゃありません。体の内側で何が起きているかが、表に出てくる。そういう目線で自分の身体を見るようになったのは、40代に入ってからのことです。
NMNのサプリを飲んでいる
食事と睡眠の話を書いたので、ついでにサプリの話も書いておきます。ぼくはいま、P3という、ヒカルさんが開発に関わったNMNのサプリを飲んでいます。NMNは、近年この分野で研究が進んでいる成分のひとつです。
ただ、先に正直なことを書いておきます。これを飲んだから若く見られている、とは思っていません。サプリは食品であって薬ではないので、飲めば老けなくなるというものではありません。ぼくが飲んでいるのは、酸化と糖化の話を調べていく中で、内側からのアプローチとして納得できたからです。効果を測っているわけでもありません。体感で語れることは、正直あまりないです。
それでも続けているのは、この手のものは、効いたかどうかを短期で判断しないほうがいいと思っているからです。睡眠も食べ方も同じで、数か月単位でしか差が出ません。毎日ひとつ飲むだけなので、判断を保留したまま続けられる、というくらいの距離感で付き合っています。合わないと思ったらやめればいい話です。
室内の仕事が多いから、紫外線を浴びない
これは意識してやっていることではないんですが、結果として効いているかもしれないと思っていることがあります。
マーケターやコンサルタントは、基本的に室内で仕事をしています。ぼく自身、打ち合わせも作業も、ほとんどが屋内です。紫外線は肌の老化の最大の原因のひとつと言われていますが、アウトドアの仕事や屋外作業が多い人に比べて、日々の紫外線ダメージが少ないのは確かだと思います。
「老けにくい職種かもしれない説」はあるかもしれません。ただその分、意識的に動かないと体の衰えは進むので、そこは別で気をつけています。

服装は「今っぽい」より「古くない」を基準にする
トレンドを完全に追いかけようとすると疲れます。それに、追いかけすぎると今度は「自己演出が強い人」という印象になってしまう。
ぼくが意識しているのは「5年前の感覚で止まっていない」ことです。シルエット・素材・色は、ゆっくりと変わります。スキニーパンツが全盛だった頃と今では、合わせ方が変わっている。そのアップデートを怠ると、全体の印象が「古い」になります。
年に1〜2回、今のシーズンの服を少し取り入れるだけで、全体の印象はかなり変わります。全身を新しくする必要はなくて、シルエットの合うアイテムを1〜2点加えるだけでいい。
髪型を定期的にリセットする
見た目の印象の中で、髪型が一番影響します。なのに、同じ美容師に同じカットをオーダーし続けている人が多い。
数年に一度、普段と違う美容師に「今の自分の年齢に合う、今っぽいスタイルで」とお願いするだけで、印象がかなりリセットされます。ぼくは40代に入ってから一度やってみて、打ち合わせの入り方が変わった感覚がありました。
感性のインプットを意識的に続ける
これが一番大事だと思っています。外見が今っぽくても、発言が古いとすぐに「感性が止まっている人」に見えます。
自分がターゲットにしている層が何を見て、何を聴いて、何を面白いと思っているかを、継続的にインプットしています。TikTokを全部使いこなす必要はありません。でも「こういうコンテンツが今受けている」という感覚を持っているかどうかで、提案の精度と、クライアントとの会話の質が変わります。
SNSで発信する言葉遣いや文体も「見た目」のひとつです。「〜ですね〜!😊✨」のような文体や、時代の感覚と合っていない言い回しは、見た目以上に「この人の感性は古い」という印象を作ります。
プロフィール写真を更新し続ける
初対面の人が最初に見るのは、SNSのプロフィール写真です。3年以上前の写真を使い続けているなら、更新するだけで印象が変わります。
ぼく自身、プロフィール写真を変えるたびにDMや連絡が増える感覚があります。写真一枚が、思った以上に仕事の入口になっています。
白髪ケアに利尻昆布のカラーシャンプーを使っている
白髪が気になり始めてから、利尻昆布のカラーシャンプーを使っています。染めるというより、少しずつ色を補いながら白髪を目立たせないようにする感じです。
カラーリングだと頭皮へのダメージが気になりますが、シャンプーなら日常のケアに組み込めるのが楽です。完全に白髪を隠せるわけではないけれど、「なんとなく若々しく見える」くらいの効果は実感しています。

髭脱毛のタイミングを迷っている
今も悩んでいることがあります。髭の脱毛です。
レーザー脱毛は白髪に反応しないので、髭が白くなりきる前にやっておかないと、選択肢が閉じてしまいます。40代になると、こういう「今のうちにやるかどうか」という判断が増えてきます。老いを防ぐためにやっていることの中には、「まだやっていないけれど、今が決断のタイミングかもしれないもの」も混ざっている。
これは近いうちに判断するつもりです。
老けない感性が、マーケターの本質的な武器になる
マーケターとしてキャリアが長くなるほど、「過去の実績」を語りたくなります。それ自体は正しい。でも実績を語る前の、最初の接点で「この人は今の感覚を持っているか」という判断が先に来ます。
若く見えることを目指すのではなくて、「感性が更新されている人に見える」ことを意識する。外見の管理はそのためのひとつの手段です。
41歳になっても30代前半に見られることがある。それはたぶん、外見だけじゃなくて、話す言葉や提案の感覚も含めた「全体の印象」として受け取られているんだと思います。
老いを防ぐ努力は、マーケターとしてのインフラだと思っています。