Michinori for career(ミチノリ フォー キャリア)は、大阪のMichinori株式会社が運営する、20代向けのキャリア支援サービスです。代表の今井則雄さんはキーエンスで営業を経験したあと、マイナビで中途紹介部門を立ち上げ、統括部長まで務めた人です。
営業のプロと、人材紹介のプロ。その両方の現場を知る人がつくったサービスなので、営業職・販売職の20代が「次の一社」を選ぶときの相談相手として、かなり筋がいいと感じました。ただし対象条件がはっきり決まっているので、使える人と使えない人が分かれます。この記事では、そこから先に書きます。
- 営業職・販売職の正社員経験がある20代で、転職は1回以内の人 → Michinori for careerが合います
- 「自分に何が向いているか分からない」段階の人 → 自己分析から付き合ってもらえるので、最初の相談先になります
- 30代の人、営業・販売以外の職種の人 → 対象外なので、別のエージェントを選んでください
Michinori for careerとは?自己分析から始める20代向けキャリア支援
Michinori for careerは、求人紹介の前に自己分析とキャリアの棚卸しを行うタイプの転職支援サービスです。履歴書・職務経歴書の添削、面接対策まで、1対1で伴走します。
| 項目 | 内容(2026年10月時点・公式サイトより) |
|---|---|
| 運営会社 | Michinori株式会社(2022年9月設立・大阪市福島区) |
| 許可番号 | 有料職業紹介 27-ユ-303887 |
| 代表 | 今井則雄(キーエンス・マイナビ出身) |
| 支援内容 | 自己分析・キャリアの棚卸し・ミッションの策定・業界/職種選定・書類添削・求人紹介・面接対策 |
| 料金 | 無料 |
| 相談の窓口 | 公式LINE・SNS・ホームページ |
担当するのは、大手人材会社の出身者、企業の人事担当、キャリアコンサルタント、教員など、キャリア支援の経験を持つ人たちだと公式サイトに書かれています。大学生向けの「Michinori for First」と、社会人向けの「Michinori for career」の2つの窓口があり、この記事で扱うのは社会人向けです。
使える人の条件|先に確認しておきたいこと
Michinori for careerで支援を受けられるのは、次の条件に当てはまる人です。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 年齢 | 学校を卒業済みの20〜29歳(最終学歴が高卒以上・日本国籍) |
| 転職経験 | 正社員経験があり、転職は1回まで(在籍は2社以内) |
| 職種 | 営業職・販売職 |
| エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都/札幌・仙台・名古屋・広島・福岡・那覇 |
条件がここまで具体的なのは、得意な領域に絞って支援しているからだと思います。当てはまる人にとっては、自分と同じ経歴の人を何人も見てきた担当者に当たりやすいことでもあります。
面接する側から見た、Michinori for careerの強み
1. 営業経験を「再現できる強み」に翻訳してくれる
博報堂とアクセンチュアで20代の中途面接に入っていたとき、営業出身の人の書類でよく見たのは「売上目標120%達成」のような数字だけが並ぶ職務経歴書でした。数字は大事です。でも面接官が知りたいのは、その数字を、うちの会社でもう一度出せる理由です。
Michinori for careerは自己分析とキャリアの棚卸しから始めます。何をして売れたのか、どんな顧客に強いのか。そこを言葉にしてから書類に落とすので、数字の裏にある再現性が伝わる書類になります。
2. 営業組織を知る人がつくっている
代表の今井さんは、キーエンスで1年目から14か月連続で営業目標を達成し、マイナビでは関西の中途紹介部門を一人で立ち上げて60名規模まで広げた人です。営業の現場と、人を企業に紹介する現場。両方を知っていると、「この人はどんな営業組織で伸びるか」の見立てが具体的になります。
3. 「ミッションの策定」まで踏み込む
支援メニューに「ミッションの策定」が入っているのは珍しいと思いました。20代の転職は、条件のいい会社に移ること自体より、何のために働くのかが決まっていないことのほうが後で効いてきます。そこから一緒に考える姿勢は、初めての転職の人ほど助けになるはずです。
Michinori for careerの注意点
- 対象条件が狭い:30代、営業・販売以外の職種、転職2回以上の人は対象外です。当てはまらない人は、20代向けの転職エージェント比較から別の窓口を選んでください
- 大手ほどの知名度はない:2022年設立の会社なので、ネット上の口コミはまだ多くありません。担当者との相性は面談で確かめてください
- 拠点は大阪:対象エリアは首都圏・関西・主要都市に広がっていますが、面談の方法(対面・オンライン)は申し込み時に確認しておくと安心です
Michinori for careerが向いている人
- 営業職・販売職として正社員で働いている、または働いていた20代
- 今の職場で数字は出しているのに、このまま続けていいか迷っている
- 営業を続けるか、別の職種に移るかを決めきれていない
- 書類や面接で、自分の強みをうまく説明できない
- 初めての転職で、一人で進めるのが不安
営業経験は、マーケティングや企画、カスタマーサクセスなど、次の職種の入り口にもなります。ぼくの周りでも、営業で顧客の声を浴びた人ほど、マーケに移ってから強かった。営業から別職種を考えている人は、20代マーケターの転職戦略も参考にしてください。
登録から入社までの流れ
- 無料登録:公式LINE・SNS・ホームページから申し込みます
- ファースト面談(ヒアリング):希望の業界・職種を聞いたうえで、担当のキャリアアドバイザーが決まります
- セカンド面談(求人提案):ヒアリングの内容をもとに、希望に沿った求人が提案されます
- ジョブサポート:応募先が決まったら、履歴書・職務経歴書の添削と面接対策を行い、入社の意思決定までサポートされます
ファースト面談の前に、「いちばん売れた月に、何をしていたか」を思い出してメモしておくと話が早くなります。営業の強みは、その月の行動の中にだいたい答えがあります。
よくある質問
Michinori for careerは無料ですか?
無料です。人材紹介の仕組みで、採用が決まったときに企業側から報酬を受け取るため、求職者の負担はありません。
運営会社はどこですか?
Michinori株式会社です。2022年9月設立、所在地は大阪市福島区、有料職業紹介の許可番号は27-ユ-303887です(公式サイトの会社紹介より)。
営業職以外でも使えますか?
主な対象は営業職・販売職の経験者です。それ以外の職種の人は、職種に強い別のエージェントを選んだほうが求人の幅が広がります。
30代でも相談できますか?
対象は20〜29歳です。30代の人は、総合型や職種特化型のエージェントを検討してください。
転職するか決めていなくても相談できますか?
Michinori for careerは自己分析から始めるサービスなので、方向性が決まっていない段階でも相談できます。まずはファースト面談で、今の迷いをそのまま話して大丈夫です。
まとめ|営業の数字に「理由」をつける
営業職の20代は、数字という分かりやすい実績を持っています。でも転職で問われるのは、その数字をどうやって出したのか、次の会社でも出せるのか、です。そこを一人で言葉にするのは、意外と難しい。
Michinori for careerは、営業と人材紹介の両方を知る人たちが、その言語化から付き合ってくれるサービスです。条件に当てはまるなら、一度話してみる価値はあると思います。自分の売れた理由が分かると、転職するかどうかに関係なく、明日からの営業も変わるはずです。
※サービス内容・対象条件は2026年10月時点のMichinori株式会社公式サイトおよび提携先の案内にもとづきます。